いい上司いい先生はなぜ教えてくれない?! 質問スキルを上げよう
質問スキル
レッスンをしているとよく色々質問されます。
その中で、いい疑問だなあぁと思うものと、そうでは無いものがあります。
さて今回は、それの線引きは何なのかを考えてみました。
いい質問と悪い質問
まず、具体的な質問は非常に答えやすいです。
「XXをやってみたら〇〇になってしまった。その時の状況は△△でした。何が原因でしょうか?」という感じです。
その状況をよく把握しているので、答えが見つけやすいです。
また努力の後がうかがえ、丸投げしているのではないことが分かります。
それに対してこちらはNGです。惜しいです。調べたのに忘れてしまっています ><
質問者:「これはどうやるんですか?」
講師: 「やる前に調べてみましたか?」
質問者:「ググってやってみたけど、うまくいかないです」
講師: 「なんて書いてありましたか?」
質問者:「えーと 何だったかな、、」
ひとつ言えるのは、人に訊いたことってすぐ忘れちゃうんですね。
簡単に手に入る知識は簡単に出て行ってしまう、定着しないのです。
自力で解明したことの方が、長い目で見ると基礎力アップに繋がります。
魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ
どうしたら知識が定着するのかで、とても的を得ていたのが老子のお言葉。
「人に魚を与えると1日で食べてしまう。しかし人に《魚の獲り方》を教えれば生涯食べていく事が出来る」
飢えた人に魚を与えたらどうなるか、もちろん食べちゃいますね。
でも食べたらお終いで、また飢えます。何でも聞かれたら教えてしまうのも同じことで、応酬話法のようにキリがなくなってしまいます。
では飢えた人に魚の釣り方を教えるとどうなるか、、一生食べていけます。
自分で試行錯誤した結果掴んだものは、その魚の釣り方のように、自分の宝(スキル、才能)になります。
実践で学びとったことは環境や時代が変わろうが、どんなパターンにも対応できるようになるのです。
やはり自分で獲得した知識というのは、感覚と経験に基づいたものになるので忘れない上、自信にも繋がります。