生成AIで Illustrator Photoshopの新しい技術を 便利制作ガイド
アドビのイラレフォトショ 生成AIでデザイン作成初心者入門
「生成AI」
最近聞く言葉ですが、今後自分にどう関わってくるか想像するデザイナーの方は多いのではないかと思います。
結局デザイン業務の中で、「どのように使えるのか」「結局使わないのでは?」と戸惑って、今は導入を見送っている人も多いのではないでしょうか。
今回は、Adobe フォトショップ イラストレーター で生成AIを使ってみて、簡単便利で驚いた件を紹介させていただきます。
1、生成AIで何ができるのか フォトショ編
まず最初に、Adobe Photoshop で使用してみました。Illustratorより幅広く対応していそうだったからです。
過去に自身のサイトで使用した画像、自分で撮った荒い画像も含め、生成AIを使って変化の経過を見ていききます。
明度や彩度が低くかったり余計なものが映り込んでいたり、と
仕事で使用するならば、修正をかける必要があるものばかりです。
それを、生成AI Photoshop で補正や生成をし、新たな画像として作り直していきます。
どの程度の時間を短縮し、生産性が上がるのか確認します。
その1 サイズを変更し不足分を補う
加工前
①鞄の取っ手が見切れています
②右端上に不要なものが入っています
この2つを生成AIを使って補正してみます
加工後
①はPSの生成AIコンテクストタスクバーで設定
②は切り抜きツールで
簡単に生成と補正ができました!
その2 ないものを生成する
豚のオブジェクト画像ですが、これを生成AIで色々付け加えていってみます
頭の上に王冠を乗せてみました。所要時間わずか1分くらい
次に,赤いリボンを首に巻いてみました。
更に、場所をオフィスにして背景を生成
ものの2、3分でここまで出来てしまいました!
その3 要らないものを削除して新たに生成する
レース編みファブリックの上に、糸が通った針がのっていますが、針&糸を削除してみます
針と糸どちらも簡単に削除できました。殺風景なのでボタンを作って配置してみる事にします。
生地はランダムですが自然な感じに馴染むのでしょうか?
ボタンは生地にふんわりのっているように生成されました。
その4 人物の洋服を変えてみる
加工前
加工後
ボタンをクリックした一瞬で、左(上)の白い服着用から
右(下)のスポーツウェアに変換できました。
なんと、半袖から出ている腕はAIが勝手に付けたしたものです。
すごいですね、、、
topic
フォトショップでは他にも、サイズや解像度が低い画像をキレイに出来たり、テクスチャーの生成や文字加工ができます。
2、生成AIで何ができるのか イラレ編
次は、イラストレーターのベクターデータではどのような生成ができるのか、見ていきます。
その1 イラストを0から作る
イラスト A
イラスト B
生成AI機能に、「窓から見える雪景色」「夜」の2つを設定しイラストを生成しました。
6つサンプルを自動生成した中の、2つを選択します。
その2 イラストの配色を変える
更にA Bそれぞれ自分のイメージに近づけるように、配色を変えていきます
イラスト A
Aはブルー系に配色を変更し夜の雰囲気にしました
イラスト B
Bは緑系に配色を変えてほっこり感を演出します
ベクターデータで仕上がっているので、イラレを普段使用している人なら、ここから部分的に仕上げていくことが出来ますね。
例えばAの月やBの雪をもっと明るくしてメリハリをつけたりと。
topic
イラストレーターでは、他にもベクターデータで作ったロゴ、マークを
画像(服や雑貨、無機物、素材[箱、段ボール、紙] )などに簡単に合成出来ます。
また、パターンやイラスト生成も可能です。
3、生成AIとは!?
そもそも、生成AIとはなんなのか、自分の身の回りにどのように関わってくるのか、クリエイター、デザイナーの人は気になるところだと思います。
生成AIとは「Generative AI」 「Generation AI」ともいいます。
AIが考えた新たな知識を人間が受け取る仕組みで、最近では創造性の高い作業である文章作成やデザインも自動化できるようになりました。
AIは、たくさんの事例をデーター格納してアルゴリズムを作り、それを提供しているわけなので、もちろん使いたい時に完全にマッチしたものが生成されるかはわかりません。前提や定義によって結果は変化します。
プロが生成AIで全て仕上げることはないでしょう。エッセンスの一部や土台を生成AIで形成した後に、自分のスキルで仕上げるような使用方法になると予想されます。
しかし、自分では思ってもみなかった素材を提供してくれたり、一部分をブラッシュアップすれば使用可能なものを提供してくれる、そう考えると、役に立つケースは沢山出てくるのではないでしょうか。
4、生成AIのメリット・デメリット
<メリット>
仕事の生産性を上げる一つのツールとして使うことで、クリエイターは助かる
タイムパフォーマンスがあがり、コストパフォーマンスも良い
自分の発想以外の要素でデザインできる
<デメリット>
誰でもある程度の生成ができるようになり、同じような印象の仕上がりに
著作権の絡む制作物の場合は、気をつける必要がある
まとめ
プロアマ問わず使える生成AI、同じ精度まで作品を仕上げられるわけです。
その時プロのデザイナーやクリエイターに求められるものは何か?
人にしか出来ない微妙なニュアンスをデザインに組み込む、それが強みになるはずです。
実は物作りでは、その「微妙なニュアンス」つまり自分の表現力を付けるために、下積みを経たり、基礎をみっちり勉強するわけなので、やはり基本は自分のやりたいことをするには大事だということになります。
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