Illustrator Photoshop生成AI機能でLINEアイコンとプロフィール画像の背景を変える
Photoshop生成AI機能とは
生成AIの発展がすごい勢いです。アレクサやSiriから始まり、今だとGoogle Gemini ジェミニ チャットGPTなどでしょうか。
グラフィックソフトのillustrator Photoshop にも生成AI機能が加わり、簡単にデザインが作れるようになりました。
今回は、実際に LINE公式アカウント用のアイコンと、プロフィール画像の背景を新たに生成AIを使って作ってみました。その手順をご紹介します。
1、生成AI機能をフォトショで使用するには
イラレを開きファイルの新規作成し、コンテクストバーが表示していなければ、表示します。
メニューの「ウィンドウ」から → 「コンテクストバー」 で出てきます。
*生成ベクターは全体、生成塗りつぶしはオブジェクトに生成AIが反映されます
2、アイコン作成編
LINE公式アカウント用のアイコンロゴが作りたいので、正方形を作成します。大きさは、各SNS推奨のサイズでスタートです。
コンテクストバーに入力
コンテクストバーにはプロンプト入力する欄がありますので、そこに自分の希望を入れていきます。
例えば、色で「赤」「レッド」や、文字「ココフラッペ」の様に屋号やブランド名です。
あまりこだわりすぎると、上手くいかない事が多いです。大枠で作るくらいの感覚で、サンプルを沢山作っていきましょう。
今回は、プロンプトに「CF」とだけ入力し「作成」をクリックします。
プロパティパネル説明
①プロパティパネルでチェックします。もし、好みのものがなければ、プロンプトに新たなワードを足したり、入れ直します。途中から「CF」に「ロゴ」を足して生成しました。
②「作成」ボタンを押して、順次作っていきます。
③自動で3つ作成します。
いらないサンプルはアイコン上でゴミ箱を表示させ、削除が可能です。
出来上がってきたロゴマーク
スタート時に考えていたのとは、大分違うものが出来上がってきましたが、それはそれで面白いので、幾つかレイヤー分けして、それぞれを Illustratorで微調整を行いました。
カラーをサイトの使用カラーに変更し、文字が小さいので拡大し、見やすく分かりやすいアイコンに。
実際にSNSにアップロードすると、印象が又違うものになるので、再度イラレで微調整し、こちらが完成しました。
出来上がり!!!
3、Photoshop 画像の背景を変更する
プロフィール画像をしばらく変えていません。親戚から「たまには変えたら」と生の声をいただいた w
ので、生成AIを使って背景を変更していきます。
元画像
まとめて自撮りした画像が沢山あるのですが、照明が暗かったり、背景に生活感が溢れていたりで使用していない中からピックアップしました。
元画像は暗いしバックは台所
背景の選択範囲をとる
画像を開いたらコンテクストバーの「被写体を選択」もしくは「背景を削除」で、背景部分を選択として取ります。
「被写体を選択」したら、そのままだとかなり粗く境界線が出てしまう可能性があるので、
「選択範囲」から「選択範囲を変更」 →
縮小 →5px(画像によって適正なpxにして下さい)
更に、境界線をぼかしていきます。
「選択範囲」から「選択範囲を変更」 →
ぼかす →10px(縮小時よりも大きい数値pxに)
このままだと被写体(人物)が選択されているので、「選択範囲」から「選択範囲を反転」し、背景が選択された状態に。
コンテクストバーに入力
コンテクストバーにプロンプト入力で、自分の希望の背景を入れます。
今回は「オフィス」にしました。
自動で3つ生成されるので、プロンプト入力文字を変更したり、更に生成して自分好みのものを選びましょう。
中級者向け調整方法
オフィスで生成された一番ましな画像
背景が良くても、人物の境界線部分の耳にアクセサリーを生成したり、髪を盛ったりするので、バランスのいい画像がなかなか出て来ません。
そこで、ある程度の仕上がりのものを、自分で微調整していくことにします。
ここら辺は、初心者の方には少し難しいかもしれません。
マスクと、勝手に生成されて要らない部分はコピースタンプツール、修復ツールなどを使って消去していきます。
更に、生成された背景の方が明るくなっているので、人物のみに新規調整レイヤーの「レベル補正」と「彩度」でスポットをあてていきます。
生成AIはレイヤーマスク(ベクターマスク)を使用して生成されているので、マスクを理解していることが前提となります。4、出来上がり
実際にやり始めると、ロゴアイコンと比べて、やはり人物と背景の生成は微調整が多く、難易度が高かったように思います。
また、事前にはオフィス画像を合成しようと考えていましたが、出来上がりにインパクトがなさすぎて、のっぺりとした仕上がりに。
「壁」や「スタジオ」をプロンプト入力すると、少し映えるような背景が出てきて、補正した結果、思いもよらない出来上がりになりました。
「レンガ」で生成
「壁」で生成
以前だったら合成する背景画像を用意し、馴染ませていくのには大変時間を要しました。その手間が半減し、尚且つ簡単に変更し見比べることができるのは、夢のような話です。
背景が綺麗だと、人物の補正は明度や彩度のみで、皺や翳りを部分的に補正せず済み、両得で驚きでした。
4、感想
画像は全体を生成するのは早いですが、部分的な背景の変更などは微調整力が必須になります。
理解した上で使い分けて取り入れるのがオススメです。
とにかく生成が早い、これは何者にも変え難いです。
ココフラッペ公式LINE
LINEで簡単お問い合わせやレッスン予約が出来ます。
お役立ち情報も配信中!